パニック障害

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パニック障害(不安神経症)

予期しないパニック発作が繰り返し起こり、再び発作が起こるのではないかという不安(予期不安)を伴う障害です。

パニック発作とは

強い不安、恐怖、不快を感じ、以下の症状のうち4つ以上が突然出現し、10分以内に頂点に達するものです(通常は30分以内に消えます)。動悸、発汗、身震い、四肢のしびれ、息切れ感、窒息感、胸痛・胸部不快感、吐き気・腹部の不快感、めまい感、気が遠くなる感じ、現実感消失、離人症状、発狂恐怖など。
そして、広場恐怖を伴うことが多いです。

つまり、パニック発作を起こすことを恐れ、助けが求められない場所やすぐに逃げ出すことができない場所を非常に不快に感じたり、そのような場所を怖がり避ける状態であり、パニック発作を起こした患者の75%が示します。(そのような場所としては、新幹線、飛行機、地下鉄、トンネル、エレベーター、窓のない部屋、美容院、歯医者、映画館、高速道路などがあります。)

しかも、検査(心電図、心エコー、脳波、頭部CT、頭部MRI,ホルモン検査など)を行っても、発作症状を説明できる異常所見を認めません。
有病率ですが、パニック発作が7〜9%、パニック障害が1.5〜4%、男女ほぼ同数で、20代後半の発病が多いようです。

パニック障害の原因

不安は交感神経の亢進を伴なった過剰な自律神経反応に関係するといわれており、ノルアドレナリン量の亢進やセロトニンの減少が不安を惹起します。扁桃体—視床下部・脳幹—海馬・前頭前野からなる恐怖ネットワークを想定し、そのいずれかの部位の障害によってパニック障害が生じるという考えが提唱されており、中枢神経のバランスが乱れやすいという体質的なものがあると考えられています。過労やストレスも強く関係するようです。
アルコールやニコチン、カフェインもとりすぎると不安を惹起しやすくなるといわれています。

パニック障害の治療

薬物療法

  • ベンゾジアゼピン系抗不安薬(セルシン、ソラナックス、リボトリール、ワイパックスなど)—屯用としても使えます
  • 三環系抗うつ薬(トフラニール、アナフラニール)
  • SSRI(selective serotonin-reuptake inhibitor)(パキシル、ジェイゾロフト、デプロメール)—恐怖ネットワークを扁桃レベルに影響して不安恐怖を減少します。
  • βブロッカー(インデラルなど)
  • 認知行動療法—前頭前野および海馬のレベルで関連する恐怖を減少させます(広場恐怖に適しています)。
  • リラクゼーション(自律訓練法、筋弛緩法):練習することで不安・緊張を取り除きます。